バイナリーオプションを丁半博打と言ってる人は投資のセンスなし!

「バイナリーオプションは丁半博打のようなものだ!」と言う方が世間にはいるようですがそれは間違いです!

バイナリーオプションと丁半博打の違いとは?また、バイナリーオプションだからこそできることってなに?

今回の記事では、これらの疑問について詳しく解説していきたいと思います。

丁半博打はギャンブルでバイナリーオプションは投資である

丁半博打は、サイコロを2つ振った出目の合計が「丁(偶数)」「半(奇数)」かを予想するギャンブルです。

時代劇や古い映画で丁半博打のシーンを見たことがある方も多いと思います。

一方、バイナリーオプションは為替相場の現在の価格から「HIGH(上)」「LOW(下)」かを予想するもので、投資手段として捉えることができます。

なぜ、一方はギャンブルで一方は投資なのか?

その理由を考えるためにも、丁半博打とバイナリーオプションの共通点と相違点を見ていきましょう。

バイナリーオプションと丁半博打の共通点

・賭け先の選択肢が2つ
・理論上の勝率は50%
・手数料を取られる

選択肢が2つと言うのは説明するまでもないことですが、丁半博打なら「丁」か「半」、バイナリーオプションなら「HIGH」か「LOW」しか賭け先がないと言うことですね。

丁半博打の場合、1回の勝負毎に手数料が5%発生します。

一方、バイナリーオプションは勝った時だけペイアウト率に応じた手数料が発生します。

ペイアウト率1.8倍なら手数料は20%です。

ペイアウト率2.0倍以上の場合、見た目上では手数料が発生しているように思えませんが、勝つための条件価格と現在価格との間に開き(スプレッド)があるので勝率は下がります。

バイナリーオプションと丁半博打の相違点

相違点を把握するためにも、バイナリーオプションと丁半博打、それぞれの特徴をご覧ください。

バイナリーオプション

・勝敗が決まる直前の値動きが分かる
・HIGH、LOWどちらになる可能性が高いかを値動きの傾向から予想できる
・勝敗が決まる前に決済できる

丁半博打

・勝敗が決まる直前のサイコロの動きは分からない
・丁が出るか、半が出るかは直感で予想するしかない
・一度賭けたら途中キャンセルできない

それぞれの特徴を比較すると、その違いは明らかですよね?

特に、値動きの傾向から予想を立てられることがバイナリーオプションと丁半博打の決定的な違いなのです。

特徴的な値動きの傾向がエントリー方向のヒントになる

相場価格は「参加者がどの値でどれくらいの取引をおこなったか?」によって決まります。

つまり、相場は参加者の取引結果が反映されるものなので、参加者の取引の方向性が重なった時に特徴的な値動きを見せます。

バイナリーオプションで勝てるかどうかは、この特徴を捉えてエントリーできるかにかかっていると言っても過言ではありません。

ここでは、基礎中の基礎となる相場の見方を基に、バイナリーオプションでエントリーする方向性の考え方について説明したいと思います。

(※説明ではMetaTrader4の画像を使用します。)

ヒント① 一方向に値動きが継続する

トレンド相場

左側は参加者の多数が「買い」に回っているので、価格が継続的に上昇しています。

一方、右側は参加者の多数が「売り」に回っているので、価格が継続的に下降しています。

このように、一方向に値動きが継続することを「トレンド」と言いますが、トレンドが発生している時は、トレンドに沿ったエントリーをすることで勝てる可能性がアップします。

上昇トレンドならHIGHエントリー、下降トレンドならLOWエントリーです。

ただし、トレンド終了間近はトレンド時と同じエントリーの仕方では上手くいかないので注意してください。

ちなみに上昇トレンドは長い時間をかけてじわじわ続き、下降トレンドは短い時間で一気に落ちると言う特徴があるので、最初はこの特徴を考慮しながらトレンドの終わり時を見極めると良いでしょう。

ヒント② 同じところで反発する

レジサポライン

相場を見ていると2つのローソク足が同じような価格帯で反発することがあります。

これは、それまで継続していた方向と逆の取引が大きく入ったことを意味しています。

そのような値動きを確認したら、反発したローソク足同士をラインで結んでみてください。

そのラインの延長線上に最新価格が来たら、再び反発する可能性が高いので、エントリーサインになります。

エントリーする方向は反発した後に進む方向です。

エントリーポイントを絞るならテクニカル分析を利用しよう

相場の値動きの特徴からエントリーする方向性を決められるようになったら、次はエントリーする場所(エントリーポイント)を絞るようにしましょう。

エントリーポイントを感覚的になんとなく決めていては、バイナリーオプションも丁半博打とたいして変わりません。

バイナリーオプションを投資として捉えるならば、より成功率の高いエントリーポイントを探せるようになる分析力が必要になります。

ここでは、エントリーポイントの発見を手助けするテクニカル分析について詳しく紹介したいと思います。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の取引価格の推移・結果などから今後の値動きを予測する分析方法です。

先に紹介した上昇相場か下降相場かを把握することやラインを引くこともテクニカル分析に当たりますが、これら以外にも「インジケーター」と言う指標を用いて分析することも代表的なテクニカル分析の1つです。

インジケーターはチャートソフト(FX投資家が使用する電子取引プラットフォーム)に実装されているもので、投資家心情がどのような傾向にあるかを視覚的に捉えることができるツールです。

インジケーターがなぜエントリーポイントを絞るのに役立つのか?

その答えとなる2つの代表例を見ていきましょう。

トレンド傾向を掴むインジケーター

トレンド傾向を掴む代表的なインジケーターは「単純移動平均線(MA)」です。

移動平均線は一定期間の平均価格を線でつないだグラフで、現在の相場がどちらのトレンドに傾いているかを把握するのに役立ちます。

移動平均線

移動平均線でトレンドを見る時は、短期・中期・長期と3つの移動平均線を同時に使用します。

(画像では5日移動平均線、25日移動平均線、100日移動平均線)

移動平均線が上から短期⇒中期⇒長期の順に並んでいたら上昇トレンドの傾向にあると判断できます。

逆に、上から長期⇒中期⇒短期の順に並んでいたら下降トレンドの傾向と判断できます。

相場には移動平均線にローソク足が触れると値が反発してそれまでのトレンドに戻ると言う性質があります。

その性質を利用すると、「移動平均線での反発を確認したらトレンド方向にエントリー」と言うようなポイントの絞り方ができますね。

ただ、移動平均線を突き抜けてトレンドが終了してしまうこともよくあるので、反発するかしかないかの見極めが肝心です。

価格の収まる確率の高い範囲が見えるインジケーター

インジケーターの中には「ボリンジャーバンド」と言う相場価格が収まる確率の高い範囲を示すものもあります。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドでは、ある一定の確率で相場価格が収まる範囲を「σ(シグマ)」と呼び、理論上の確率で言うと±1σに収まる確率は約68.2%、±2σに収まる確率は約95.4%、±3σに収まる確率は約99%となっています。

バイナリーオプションでよく使われる手法の1つは、「±3σを最新価格が超えたら反発を見越して逆方向にエントリー」と言うものです。

これは±3σ内に約99%の確率で価格が戻ってくる性質を利用しています。

一方、±1σ、±2σを利用した手法は真逆の考え方を取っているものが多いです。

簡単に説明すると、「±1σ(または±2σ)を最新価格が超えたら、その突破した方向にエントリー」になります。

これは、理論上の確率を超える強い勢なら、その後も継続されると言う発想から来ています。

ボリンジャーバンドをどう捉えるかは人それぞれなので、様々な角度から自分なりに分析してエントリーポイントを絞るといいでしょう。

投資センスを磨く秘訣は相場分析にある

如何でしたでしょうか?

ここまで目を通していただいた方なら、バイナリーオプションと丁半博打がいかに違うかお分かりいただけたと思います。

バイナリーオプションには、どのポイントでエントリーするかを考えるヒントがいくらでもあります。

バイナリーオプションをギャンブルではなく投資として捉えるためには、このヒント探しが欠かせません。

ぜひ皆さんも相場分析力を高めて、バイナリーオプションで稼げる投資センスを磨いてください!

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