通貨の相関関係を理解してバイナリーオプションの勝率を上げよう

通貨の相関関係を把握した上で取引している人はどの位いるのでしょうか?

難しい、面倒だからと疎かにしていませんか?

もちろん通貨の相関関係を把握していなくてもプライスアクションやインジケーターで相場分析はできます。

ですがそれだけではエントリーする根拠として弱いのも事実。

一体なぜなのか?

答えは簡単です。

プライスアクションやインジケーターで分析するのはあくまでエントリーしようと考えている通貨のみ。

通貨のパワーバランスまで考えなければ、間違ったポイントでエントリーしてしまうことも十分考えられるからです。

登場人物A
EUR/USDが上昇傾向。USD/JPYも上昇してる。ということはEUR/JPYは激しく上昇するだろう。

プライスアクションやインジケーターだけに頼っていてはこのような分析はできません。

そこで今回の記事では、バイナリーオプションで取引している人なら誰でも一度は気にしたことのある通貨の相関関係について詳しく解説していきます。

またバイナリーオプション初心者にも分かりやすいよう、通貨の相関関係を表にしてまとめていますので、ぜひ今後の取引に役立ててください。

多くの人が通貨の相関関係を曖昧にしている

バイナリーオプションで取引している人はMT4を見ながら相場分析していると思いますが、通貨の相関関係まで把握しながら取引している人は非常に少ないです。

登場人物B
短期取引だしそこまで把握しなくても問題ないでしょ!

このような考えはNG。

面倒だからと曖昧にしているなんてもってのほか。

ですが通貨の相関関係と聞いて難しく感じてしまうこともあるでしょう。

登場人物C
通貨の相関関係?何か難しそうだな・・・。とりあえず取引できればいいや。

たしかに通貨の相関関係を把握しなくても取引はできます。

しかし通貨の相関関係を把握することで、「この通貨とこの通貨が上昇してる。ということはこの通貨は上にぶっ飛ぶな」といったように、通貨のパワーバランスを理解した上で取引できるようになるのです。

この点を相場分析に活かすことができれば危険な方向にエントリーしなくなりますよね?

通貨の相関関係を把握するということは、プライスアクションから得られない情報、インジケーターから得られる情報よりも信頼できる情報を手にすることができるのです。

この点を踏まえ、通貨の相関関係を把握するために重要な3つのポイントを解説していきますので、まずはこのポイントをしっかり把握しましょう。

各国の通貨にお金が動いていることを理解しよう

まず基本的なことですが、チャートの動きには各国のお金の動きが反映されていることを理解してください。

通貨の売買、要は為替を両替している訳ですから、そのお金の動きがチャート上にリアルタイムで反映されているのです。

ということは「この通貨が売られてこの通貨が買われてる」という流れになりますよね?

この通貨の売買の状況を把握する目的として相関関係が役立つのです。

お金が動いた通貨は強いと定義付けておこう

下記画像をご覧ください。

チャートを見るとき黄色枠の通貨が強いと考えるようにしましょう。

通貨の仕組み

画像はドル円ですが、「ドルが買われるとチャートは上に動く」「ドルが売られるとチャートは下に動く」、このように定義付けておくことでこれから説明する通貨の相関関係が分かりやすくなります。

考えをシンプルにすることが大切

通貨の相関関係を把握する上で重要なのは考えをシンプルにすること。

登場人物B
この通貨も見てあっちの通貨も見て・・・もう訳わかんない!

たしかにこのような気持ちになるのも分かります。

色んなホームページで通貨の相関関係を説明していますが正直難しいと思いませんか?

見る箇所が多すぎる、又は、通貨の並びが悪いんですよね。

今回こちらの記事では、通貨の相関関係を次の通貨に絞って表にまとめたいと思います。

通貨の相関関係について

・EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY
・AUD/USD、USD/JPY、AUD/JPY
・GBP/USD、USD/JPY、GBP/JPY

まずはこの通貨の相関関係についてしっかり把握しましょう。

余計なことは一切考えずこの各3通貨の相関関係をしっかり覚えれば、他の通貨にも応用することができます。

考えをシンプルにすることを忘れないでください。

通貨の相関関係は視覚的に見やすく表示する

通貨の相関関係を覚えたとしても、実際の取引に役立てなければ意味がありません。

ですが通貨の相関関係を確認した後でエントリーポイントを探していては取引に間に合いませんよね?

そこで次の2つを頭に入れておきましょう。

ポイント

・チャートの表示方法
・VPSサーバーを使う

それでは下記にて次の2つの事項に関して詳しく説明していきます。

チャート表示方法

通貨の相関関係を視覚的に見やすく表示するには下記のような設定がおすすめです。

チャート表示方法

EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPYの順番に並んでいますよね?

この順番でチャートを表示させることにより通貨の相関関係を把握しやすくなります。

VPSサーバーを使うと便利

MT4にパネルを何枚も表示させてしまうとMT4自体が重くなってしまうことがあります。

だからといってパソコンやタブレットを追加で購入するとお金がかかりますよね?

そんなときに役立つのがVPSサーバー。

仮想サーバーとも呼ばれますね。

VPSサーバー

簡単に説明すると、インターネット上にもう一つのパソコンを持てるような感覚です。

実際の取引はパソコンやタブレット、相関関係の把握はVPSサーバーといったように、使い分けをすることでより便利に取引をおこなうことができます。

通貨の相関関係における考え方

ここからは通貨の相関関係における考え方について解説していきます。

ただしあくまで考え方の解説になりますので、各通貨の相関関係における答えは下記にある「通貨の相関関係一覧表」をご覧ください。

では早速、誰でも一度は取引したことのある「EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY」を例として見ていきましょう。

パターン① EUR/USD=↑、USD/JPY=↑、EUR/JPY=↑↑

「EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY」が「EUR/USD=↑、USD/JPY=↑、EUR/JPY=↑↑」のような場合、どのような考え方になるのでしょうか?

まず「EUR/USD」ですが、EURが上昇しているので「EUR>USD」になりますよね?

次に「USD/JPY」ですが、USDが上昇しているので「USD>JPY」になります。

分かりやすく並べると「EUR>USD>JPY」という順番になりますよね?

この並びからEURが一番強くてJPYが一番弱いと判断できます。

そのため一番強いEURと一番弱いJPYの組み合わせ「EUR/JPY」は一番上昇する力が強いことが分かります。

パターン② EUR/USD=↓、USD/JPY=↓、EUR/JPY=↓↓

「EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY」が「EUR/USD=↓、USD/JPY=↓、EUR/JPY=↓↓」のような場合、どのような考え方になるのでしょうか?

まず「EUR/USD」ですが、EURが下降しているので「USD>EUR」になりますよね?

次にUSD/JPYですが、USDが下降しているので「JPY>USD」になります。

分かりやすく並べると「JPY>USD>EUR」という順番になりますよね?

この並びからJPYが一番強くてEURが一番弱いと判断できます。

そのため一番強いJPYと一番弱いEURの組み合わせ「EUR/JPY」は一番下降する力が強いことが分かります。

パターン③ EUR/USD=↑、USD/JPY=↓、EUR/JPY=→

「EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY」が「EUR/USD=↑、USD/JPY=↓、EUR/JPY=→」のような場合、どのような考え方になるのでしょうか?

まず「EUR/USD」ですが、EURが上昇しているので「EUR>USD」になりますよね?

次に「USD/JPY」ですが、USDが下降しているので「JPY>USD」になります。

ということはUSDが一番弱いということになります。

分かりやすく並べると「EUR>USD、JPY>USD」。

この状況からEURとJPYは力関係がイコール「EUR=JPY」になり、優劣が付けれない状況になります。

通貨を並べてみると「EUR=JPY>USD」。

USDに対してEURもJPYも強いことから「EUR/JPY」はレンジになるということになります。

パターン④ EUR/USD=↓、USD/JPY=↑、EUR/JPY=→

「EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY」が「EUR/USD=↓、USD/JPY=↑、EUR/JPY=→」のような場合、どのような考え方になるのでしょうか?

まず「EUR/USD」ですが、EURが下降しているので「USD>EUR」になりますよね?

次に「USD/JPY」ですが、USDが上昇しているので「USD>JPY」になります。

ということはUSDが一番強いということになります。

分かりやすく並べると「USD>EUR、USD>JPY」。

この状況からEURとJPYは力関係がイコール「EUR=JPY」になり、優劣が付けれない状況になります。

通貨を並べてみると「USD>EUR=JPY」。

USDに対してEURもJPYも弱いことから「EUR/JPY」はレンジになるということになります。

通貨の相関関係一覧表

上記で通貨の相関関係における考え方について解説しましたが、難しく感じてしまった人に向け、下記にて力関係を表にまとめました。

この表をご覧いただければ通貨の相関関係を一目で把握できます。

通貨の相関関係について

・EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY
・AUD/USD、USD/JPY、AUD/JPY
・GBP/USD、USD/JPY、GBP/JPY

通貨の相関関係における考え方はどの通貨でも一緒です。

まず通貨の相関関係一覧表から答えを把握し、後からゆっくり考え方を理解するのも一つ。

ぜひバイナリーオプションでの取引に役立ててください。

EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPY

EUR/USDUSD/JPYEUR/JPY↑↑
EUR/USDUSD/JPYEUR/JPY↓↓
EUR/USDUSD/JPYEUR/JPY
EUR/USDUSD/JPYEUR/JPY

AUD/USD、USD/JPY、AUD/JPY

AUD/USDUSD/JPYAUD/JPY↑↑
AUD/USDUSD/JPYAUD/JPY↓↓
AUD/USDUSD/JPYAUD/JPY
AUD/USDUSD/JPYAUD/JPY

GBP/USD、USD/JPY、GBP/JPY

GBP/USDUSD/JPYGBP/JPY↑↑
GBP/USDUSD/JPYGBP/JPY↓↓
GBP/USDUSD/JPYGBP/JPY
GBP/USDUSD/JPYGBP/JPY

まとめ

如何でしたでしょうか?

今回は通貨の相関関係について解説してきました。

通貨の相関関係を把握することで、各通貨の状況をより詳しく把握できることが理解できたと思います。

またプライスアクションやインジケーターでは得ることのできない情報を得ることもできるんです。

バイナリーオプションで利益を増やすために重要なのは勝率。

少しでも勝率を上げるため、取引に通貨の相関関係を活用するのは非常に効果的です。

今現在、通貨の相関関係を把握しないまま取引している人は、これを機会に通貨の相関関係をバイナリーオプションの取引に役立てることをおすすめします。

難しいと感じる人は、通貨の相関関係一覧表から答えを先に覚え、その後ゆっくり考え方を理解するのも一つですよ。

「この情報間違ってない?」「こんな手法もあるよ!」このようなご指摘、ご意見など御座いましたらバイナリーオプション攻略研究室までご連絡下さい。ご指摘を頂いた箇所は次回の更新時に反映、また、ご意見に関しては今後コンテンツを作成する上での参考にさせていただきます。