バイナリーオプションを攻略するために必須ともいえるスキル「ライントレード」。
為替の売り買いが入るポイントを見極めるのにかなり効果的な役割を果たしてくれます。
もちろんFXの経験がある人、すでに何年もバイナリーオプションで取引している人なら当たり前のようにライントレードしているでしょう。
ですがFXの経験がなく、最近バイナリーオプションを始めた人は、「ライントレードってなに?」、「ラインってどうやって引くの?」と疑問に思うはず。
そこで今回は、バイナリーオプションを攻略するためにぜひとも身に付けたいライントレード、そのライントレードでもっとも重要なラインの引き方について解説していきます。
もちろんラインの引き方に正解はなく、人それぞれラインを引くポイントは異なります。
あくまで「ライントレードが分からない・・・」、「ラインをどう引けばいいのか分からない・・・」といったバイナリーオプション初心者に向けた内容になるため、すでにラインを引ける人はスルーしていただいて構いません。
こちらの記事を今後の取引に役立てて頂けたら幸いです。
ライントレードを知るためにラインを引く意味を理解しよう!
ライントレードとは言葉の通りラインを意識しながら取引をおこなう手法です。
世界中のトレーダーたちが活用している手法ですね。
為替相場において未来の動きを事前に知ることはできません。
ですがラインを引くことで未来の値動きをある程度予測できるようになるんです。
「過去の相場で何度も反発しているポイントはまた反発するんしゃないか?」
このような考えから予めチャート上にラインを引いておけば、先の未来でも反発ポイントとして機能する可能性があります。
ただしあくまで可能性の話であって100%反発するわけではありません。
エントリーする根拠の一つとして捉えた方が良いでしょう。
ライントレードのメリット
・エントリーするポイントを絞ることができる
・チャートの動きをある程度予測することができる
ライントレードのデメリット
・ラインだけを意識すると騙しに遭う
・ラインを引くための練習が必要
ラインを活用するなら視覚的に見やすく引くのがコツ
チャート上にラインを引く場合、どうしても本数が多くなってしまいます。
日足、1時間足、15分足などで引きますから当然といえば当然です。
そんな中すべてのラインを同色にしてしまうと、どのラインをどの時間足で引いたのか分からなくなってしまいますよね?
ラインを引く場合、視覚的に見やすくする必要があります。
こちらの画像をご覧ください。
「日足(前日) / 黄色」、「日足(前々日) / ピンク」、「1時間足 / 青」、「15分足 / 白」になります。
このように色分けをすることでより分かりやすくなりますよね?
チャートの動きと同じで上位足で引いたラインの方が機能する傾向にあるため、面倒ですが色分けを怠らずにラインを引くようにしましょう。
ライントレードの騙しに注意!ラインタッチしてもすぐに反発しない理由
「よし!ラインにタッチした!この後の値動きは反発するから逆張りだ!」
このように多くの人が「ラインタッチ=即反発」と誤解しています。
そもそもラインにタッチしたからといってすぐに反発するとは限りません。
チャートは為替の売り買いの動きが反映されています。
「売り勢力が強ければチャートは下に動き、買い勢力が強ければチャートは上に動く。」
ラインを活用しながらチャートを分析することは間違っていません。
ただし決済が入るまでには時間がかかります。
多くのトレーダーたちがラインにタッチしたからといってすぐに売り買いするわけではありませんよね?
もちろんタイムラグが生じます。
ラインにタッチした後、ローソク足2本後に反発するなんてこともよく見かけます。
「ライン=即反発」のような解釈はNG。
ラインはあくまで反発するかもしれないポイントであると理解し、エントリー根拠の一つとして考えるべきなんです。
もし間違った解釈をしている人がいるのなら、この機会に正しい知識を身に付けてください。
ライントレード初心者必見!ラインの引き方について覚えよう!
ここからはライントレードでもっとも重要なラインの引き方について解説していきます。
まず「基本的なラインの引き方」をご覧頂き、その後「実践的なラインの引き方」をご覧ください。
基本的なラインの引き方
それでは基本的なラインの引き方について解説していきます。
まず実際に取引している時間足の上位足からラインを引いていきましょう。
チャートは上位足の流れに沿って動きます。
そのため5分取引がメインなら日足、1時間足、15分足の順番でラインを引いていきます。
バイナリーオプションは短期取引なので日足、1時間足、15分足に重点をおいて分析すれば問題ないでしょう。
では日足からラインを引いていきます。
日足の場合、前日、前々日の高値安値にラインを引いてください。
黄色が前日、ピンクが前々日の高値安値です。
次に1時間足にラインを引きます。
色は青色になります。
最後に15分足にラインを引きます。
色は白い点線になります。
それではラインを引いた状態で5分足を見てみましょう。
このようになります。
5分足、もしくは、15分足でラインの位置を微調整しても良いかも知れません。
このようにラインを引いておけば、反発しやすいポイントの目印になりますので、エントリーポイントを探す際に役立ちますよね?
また5分足より上位足で引いたラインの方が効きやすい傾向にあるため、5分足でラインを引くより、日足、1時間足、15分足でラインを引いた方が効果的です。
大まかですが基本的なラインの引き方については、こちらを把握しておけば問題ないでしょう。
ただしあくまで基本的なラインの引き方になるため、より実践的なラインの引き方をマスターしたい人は、下記より説明する「実践的なラインの引き方」をご覧ください。
実践的なラインの引き方
基本的なラインの引き方の応用編として、実践的なラインの引き方について解説していきます。
相場には必ずトレンドが発生します。
値動きがどちらか一方に急激に動く現象ですね。
このとき値動きの休憩地点として揉み合いを作ることがあります。
下記画像をご覧ください。
このような現象がなぜ起きるのか不思議ですよね?
答えは簡単。
いくらトレンドが発生したからといっても価格が下がれば買う人もいます。
そのため一瞬チャートは上昇するのですが、売りの力が強いためチャートはまた下降を開始。
買い勢力より売り勢力が強いので当たり前ですよね?
そんな揉み合いゾーンですがこの部分がポイントになるんです。
揉み合いになった箇所にラインを引いてみましょう。
では次にその後の値動きをを見てみましょう。
どうですか?
かなり効いていると思いませんか?
ローソク足の実体がラインを完全に越さなければ一度反発しています。
なぜかというとFXで考えたときに、揉み合いの箇所で損失を出した人たちの損切が入るからです。
そのため反発しやすい傾向にあるのです。
この点を踏まえバイナリーオプションのライントレードにぜひ役立ててください。
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回はバイナリーオプションを攻略するために必要なスキル「ライントレード」、そのライントレードでもっとも重要になるラインの引き方について解説してきました。
ラインの引き方をマスターすれば、バイナリーオプションを攻略する上で非常に効果的な武器になることを理解して頂けたと思います。
ただしバイナリーオプションを始めたばかりの人には少し敷居が高いかも知れません。
そんなときは練習あるのみ。
難しく考えずチャート上にラインを引いてみてください。
誰かに見られているわけではありませんので恥ずかしがる必要はないんです。
エントリーする際の明確な根拠にするためにもぜひライントレードを身に付けましょう。