まず先に結論からお伝えしますが、今回紹介する環境認識を身に付けることで負けない戦いができるようになります。
相場の流れに逆らったトレードをしなくなるともいえますね。
バイナリーオプションで勝率を上げるには、勝つ回数を増やすのではなく、負ける回数を減らす方が重要です。
バイナリーオプションで負け続けている人、自分のトレードスタイルが決まっていない人はぜひこちらの手法を参考にしてみて下さい。
環境認識の本質を理解すれば勝率は劇的に高くなる
下記画像ですが何の画像かはお分かりですよね?
もちろん天秤の画像です。
この画像をご覧いただいた上で環境認識とはどのようなことなのかを考えて頂きたいのですが、そもそも環境認識とは「相場の力関係」を把握することをいいます。
相場は常に買い勢力と売り勢力の2つに分かれます。
この2つの勢力が戦い、勝利した勢力の方向に相場は動いていくのです。
ということは今現在の相場において、買い勢力と売り勢力のどちらが強いのか知ることができれば取引を有利に進めることができますよね?
相場の力関係を把握し、取引を有利に進めることが環境認識の大前提だと覚えておきましょう。
実は簡単!プロがおこなう環境認識を身に付けよう!
色んなホームページで環境認識について説明していますが、はっきりいって複雑すぎるんですよね。
まず日足の動きから分析して次は4時間足、その次に1時間足から15分足を細かく分析していきましょう!
FXで取引する場合の環境認識なら分かるのですが、バイナリーオプションは短期取引です。
短期取引において日足や4時間足を分析してもあまり意味がありません。
というより短期取引で日足や4時間足の影響を受けることはめったにないんですよね。
重要なのは1時間足、15分足の環境認識をしっかりおこなうこと。
そこで役立つのが次のインジケーターになります。
1時間足 | 移動平均線(100SMA) |
---|---|
1時間足 | 一目均衡表(雲) |
15分足 | 移動平均線(100SMA) |
15分足 | 一目均衡表(雲) |
このインジケーターのみで正しい環境認識ができるんです。
「えっ?そんなの知ってるし!」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、本当に環境認識できていますか?
インジケーターをチャートに入れているだけで使いこなせていない人が多いのも事実なんですよ。
環境認識の基準を理解してバイナリーオプションに役立てよう!
先程紹介したインジケーターをどのように使えば環境認識できるのか?
また環境認識をおこなう際の基準はどのようにすればよいのか?
その答えは次の通りです。
・1時間足の移動平均線(100SMA)よりローソク足が下なら売り(認識)
・15分足の移動平均線(100SMA)よりローソク足が下なら売り(固定)
・1時間足の一目均衡表(下降雲)よりローソク足が下なら下目線(認識)
・15分足の一目均衡表(下降雲)よりローソク足が下なら下目線(認識)
「認識=把握」、「固定=絶対」という意味で捉えて下さい。
移動平均線(100SMA)の使い方
まず1時間足の移動平均線100SMAとローソク足の位置関係を把握します。
1時間足の移動平均線(100SMA)よりローソク足が上なら買い勢力が強い、下なら売り勢力が強いとシンプルに判断しましょう。
この考え方が基本となるので覚えておいて下さい。
次に見るのは15分足です。
バイナリーオプションは短期トレードですから短い足の環境認識は必ずおこなわなければいけません。
そこで15分足の環境認識ではエントリーする方向を決めます。
15分足の移動平均線(100SMA)よりローソク足が上なら買い、下なら売り。
ただし15分足の流れに沿ってエントリーするので、15分足の移動平均線(100SMA)よりローソク足が上なら買い、下なら売りという目線は絶対にしてください。
1時間足で大まかな勢力の構図を把握し15分足で目線を固定する。
このルールは環境認識をおこなう上で絶対守って下さい。
一目均衡表(雲)の使い方
次に一目均衡表の雲の使い方ですが、こちらは移動平均線(100SMA)より重要ではありません。
視覚的に環境認識を分かりやすくするための保険と考えてください。
まずは移動平均線(100SMA)で環境認識をおこないます。
ここで一目均衡表の雲が移動平均線(100SMA)と同じ向きになっていれば、「あっ、やっぱりこっちの方向で合ってる!」と安心できますよね。
一目均衡表の雲は、移動平均線(100SMA)で把握した環境認識をより確実なものにする一つの根拠と覚えておいて下さい。
環境認識で使うインジケーターの意味を理解しよう
今回紹介している環境認識では、移動平均線(100SMA)と一目均衡表(雲)を使っていますが、むやみに表示させている訳ではありません。
しっかりとした意味合いがあるんです。
それではなぜ環境認識で移動平均線(100SMA)と一目均衡表(雲)を使うのか、その理由について見ていきましょう。
移動平均線について
投資をしたことのある人は移動平均線という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
また今現在、移動平均線を使っている人も多いと思いますが、そもそも移動平均線とはどのようなインジケーターなのか理解できていますか?
移動平均線のポイントは「平均」という箇所にあります。
移動平均線とは、「ある一定のローソク足の終値を平均して線で繋いでいる」インジケーターになります。
この点については他のサイトでも紹介されているので知っている人も多いでしょう。
その移動平均線の性質から「環境認識=相場の力関係」を考えたときに、移動平均線よりもローソク足が上にあれば買い勢力が強い、移動平均線よりもローソク足が下にあれば売り勢力が強いと判断できますよね?
なぜなら平均よりもローソク足が上か下かを見ることで簡単に力関係が分かるのですから。
移動平均線はものすごくシンプルに、そして分かりやすく環境認識の役割を果たしてくれるインジケーターなのです。
100SMAの意味合いとは?
なぜ移動平均線の100SMAを表示させるのか?気になっている人もいると思います。
そこで100SMAにこだわる理由をお伝えすると、「ファンド(機関投資家)が100SMAを参考に相場を分析しているから」になります。
為替の世界ではファンド(機関投資家)の大きい資金で相場が動くことが多いです。
そのため為替の世界で勝つためには、ファンド(機関投資家)が動く方向と同じ向きでエントリーすることが非常に重要となります。
少しでもファンド(機関投資家)と同じ条件で取引をおこなうためにも、100SMAの表示は必須といえるでしょう。
ちなみにファンド(機関投資家)が一番重要視しているのは1時間足の100SMAです。
大口の投資家のポジションがどんな感じで入ってくるか気になるなぁ。
大きい資金をもった人達はどんな感じで動いてくるんだろう?
これらを考えたときに1時間足の100SMAは非常に参考になるので、バイナリーオプションで取引する前に1時間足の100SMAを確認し、買い勢力と売り勢力のどちらが強いのかを判断してから細かく分析していくのがベストといえます。
一目均衡表の雲について
環境認識において一目均衡表の雲は根拠として見てください。
移動平均線より重要視していません。
視覚的に見やすくするために表示させているので、移動平均線の100SMAをしっかり見ることができれば一目均衡表の雲はなくても大丈夫です。
移動平均線の100SMAだけでは安心できないという人は、一目均衡表の雲を相場の勢力を見極める根拠の一つに加えるのがよいでしょう。
環境認識の注意点!負ける確率を減らすテクニックを紹介
この環境認識のやり方で注意しなければいけない点は、「移動平均線(100SMA)が横向きのときはトレードしてはいけない」ということです。
移動平均線は基本的に上か下に傾いていますよね?
ですがごく稀に横向きになるときがあります。
こうなってしまうと移動平均線はインジケーターとしてまったく役に立ちません。
移動平均線はドレンドが発生しているときに最も効果を発揮するインジケーターです。
そのためトレンドが発生していないときの移動平均線はまったく意味がありません。
要するに買い勢力と売り勢力が拮抗しているため、有利なポジショで取引できないということです。
そのため移動平均線(100SMA)が横向きの通貨には手を出さずに、移動平均線(100SMA)が上下どちらかにしっかり傾いている通貨で取引するよう心掛けて下さい。
環境認識でバイナリーオプションを完全攻略
では実際のチャートで確認していきましょう。
まず1時間足のチャートをご覧ください。
赤のラインが移動平均線(100SMA)、網状になっているのが一目均衡表の雲になります。
ローソク足が移動平均線(100SMA)、一目均衡表の雲より下にありますよね。
その中でレンジを作っている状態になります。
この場合、環境認識ではどちらの目線になるのかといったらもちろん「下目線」になりますよね。
では次に15分足を見ていきましょう。
15分足でもローソク足が移動平均線(100SMA)、一目均衡表の雲より下にありますよね。
1時間足と15分足の方向が合致しているのでエントリーする方向は下のみと判断できます。
あとはどこでエントリーするかを判断するだけ。
では最後に5分足を見ていきましょう。
黄色の枠を見てください。
小さいですがチャートパターンの一つ「カップ&ハンドル」が形成されています。
もし自分がエントリーするならこのポイントですね。
ラインにタッチした時点でエントリー。
15分判定の10分取引、満期取引の両方で危なげなく勝つことができます。
この取引手法をまとめると、まず1時間足で環境認識をおこない、次に15分足で直近の環境認識。
1時間足と15分足の方向性が合致していることを確認したら、後は5分足でエントリーするタイミングを計るだけ。
すごくシンプルじゃないですか?
説明ではライントレードとチャートパターンを組み合わせましたが、ストキャスで判断しても大丈夫です。
下降トレンドの場合、RSIは売られ過ぎに張り付いてしまうため機能しません。使用しないのが無難です。
「どちらの方向にエントリーするか?」その目線さえ間違えなければ負ける確率は圧倒的に下がります。
まだトレードの芯が決まっていない人はこの手法を取り入れるのも一つですよ。