FXでは複数のインジケーターを利用して確実性のある取引を実施する傾向にあります。
またバイナリーオプションも同様に、複数のインジケーターを利用してより確実性の高い手法で攻略するケースが多くなっています。
ここで豆知識を一つ。
インジケーターには相性があることを覚えておきましょう。
インジケーターの相性を理解した上で組み合わせたほうが間違いなく勝率が上がります。
今回の記事では、インジケーターを複数利用することで効果を発揮するCCIについて詳しく解説。
CCIを使うことで逆張り手法の確実に勝てる攻略ポイントが見えてきます。
CCIをバイナリーオプションの取引に役立てながら勝率をアップさせましょう。
CCIは単独ではあまり活躍しないが他との併用でチャンスあり
まずCCIがどのようなインジケーターなのか理解しましょう。
CCIは「買われすぎ、売られすぎ」と呼ばれる過剰取引の発生を調べるために利用するインジケーターです。
取引の状況から現在は買われすぎ、もしくは売られすぎなのであればグラフが変動して大きな反応を示します。
逆に適切な取引だと中央付近でグラフは停滞します。
このように買われすぎ、売られすぎを確認できるCCIですが、単独で利用してもあまり取引を円滑にしてくれません。
理由は簡単。
買われすぎ、売られすぎの状態が分かったとしても、その後の値動きを予測できないからです。
衝動的な取引を把握するためには使えるものの、確実に勝利する取引を狙うには他の要素を確認しなければなりません。
バイナリーオプションのエントリー根拠としてレートがどのように変動しているのか、詳細の確認は必要不可欠です。
CCIは為替の売買によって変動するレートが問題ない範囲内なのか、それとも買われすぎ、売られすぎの状態なのかを示すために活用し、値動きの詳細を理解するために使うものと考えてください。
一見するとバイナリーオプションの攻略に対する影響は小さいように思われますが、実は大きな効果を発揮する場合もあるんです。
それでは下記より、バイナリーオプションでCCIを活用するための攻略法について解説していきたいと思います。
CCIを活用したバイナリーオプション攻略法
ここからはバイナリーオプションの攻略でCCIを活用するための手法について紹介していきます。
CCI単独ではあまり大きな効果を期待できませんが、取引で役立てる手立てがないわけではありません。
バイナリーオプション初心者の人は、複数のインジケーターを組み合わせた分析をする前に、CCIを効果的に使う攻略法を試してみましょう。
CCIの状況を確認して逆張りを狙う!
CCI単独でバイナリーオプションを攻略する場合、CCIのグラフがどのように変動しているのか確かめながら逆張りを狙う方法があります。
基本的にCCIは+100から-100までの間で推移するグラフですが、このグラフが100を突破する場合があります。
100を突破したタイミングは、単純に逆張りを狙える重要なポイントと考えておきましょう。
+100を超えた状態が続いているところに、突然+100を割り込むような場面が発生したタイミングが狙い目です。
画像はドル円1時間足になります。
グラフがマイナス方向に動いているようなところであれば、例え通貨のレートが高くなっていても売りの方向に動いている人たちが出てきていると考えます。
つまりこれからレートが下がると予想して逆張りを仕掛ければ、バイナリーオプションで利益を得られる可能性があるのです。
逆の方法として、-100を突破している状態から-100を割り込むようなグラフが示された場合、買いの方向に戻りつつあると判断してバイナリーオプションの取引をスタートするといいでしょう。
値動きが変わる兆しの見られるタイミングで取引をスタートし、逆張りによって将来的に狙った方向に値動きが進むことを願って取引を待つのです。
ここで一つ注意点。
この攻略法はCCIの動きから短期取引にはあまり向いていません。
短期取引の場合、考えていた方向にレートが動いたとしても、レートが上がりきる、下がりきるまでの時間が足りず、利益が得られないまま取引が終了してしまうケースもあります。
この攻略法は2時間程度の判定時刻を設けている国内のバイナリーオプション向きな攻略法と言えるでしょう。
もしくは1時間での値動きを見ながら日足でエントリーし、妥協点で転売してしまうのも一つです。
CCIを参考にした順張り狙い!短期取引専用の攻略法!
二つ目の攻略法はCCIのグラフをそのまま参考にしながら順張りを狙い続ける手法です。
CCIのグラフが0より上の状態で推移しているならHigh、0より下の状態で推移しているならLowを狙い続けるというもの。
非常に簡単な手法で初心者でも使いやすいメリットを持つのがこの攻略法です。
CCIの情報を見ながら同じ方向にエントリーするだけで利益が得られるため、バイナリーオプションをあまり理解していない人でも安心して取引できます。
また価格変動の推移がCCIによって明確になるため、エントリーする方向性に安心感を得られるのもポイント。
CCIを見るだけで取引する向きが分かるのはいいところですし、CCIが価格変動の状況を常に伝えてくれるのでより安心して取引できます。
更に値動きの変わり目もCCIが示してくれるため、いつまで同じ方向で取引すればいいのかの判断も簡単。
取引を終える、または逆方向に切り替えるべきタイミングも楽に掴めます。
この手法は海外のバイナリーオプション業者で取引する際に活用されているもので、メインは5分、15分の短期取引。
日本のバイナリーオプション業者が提供する2時間程度の取引には向いていません。
ハイローやファイブスターズマーケッツで取引する際に使える手法だと考えておきましょう。
CCIと他のインジケーターを併用した攻略法について
CCIは逆張りで多く用いられますが、単独での利用はエントリー根拠に欠けてしまうのも事実。
バイナリーオプション初心者ならともかく、中級者、上級者には物足りないですよね。
そこでここからは、他のインジケーターを併用しながらより詳細な情報を得た上で攻略に繋げる手法を紹介したいと思います。
確実性を求めるならCCIと他のインジケーターを併用した取引を考えてみましょう。
RSIとCCIでバイナリーオプションを完全攻略
一つ目の手法はRSIを採用するものです。
CCIは買われすぎ、売られすぎを調べるために利用するインジケーターですが、RSIも同様に買われすぎ、売られすぎを調べるために用いられるインジケーターです。
同種のインジケーターを2つ組み合わせるのは無意味だと思われがちですが、実はこれら2つのインジケーターから確実な情報を得たほうが安心できる部分もあります。
基本的にCCIは、グラフによって買われすぎ、売られすぎを把握できる仕組みになりますが、RSIは一定の数字を超えた場合の買われすぎ、売られすぎを判断するインジケーター。
RSIは初期設定の数値70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判定しています。
数値はそのままでRSIを導入し、CCIのデータと同時進行で確認しながら確実に逆張りのタイミングを狙うのが今回の攻略法です。
まずCCIとRSIを同時に起動して現時点でのレートが本当に買われすぎ、売られすぎなのか調べておきます。
CCIが買われすぎに近いゾーンに入り、RSIも買われすぎだと示すようになったら取引を準備しましょう。
その後、CCIが買われすぎの状態から戻りつつあるときに逆張りで取引を開始し、判定時刻までにエントリーしたレートより価格が下がれば無事成功。
CCIとRSI、それぞれのデータをしっかり確認した上で本当に逆張りしてもいいのか判断することがポイント。
これら2つのインジケーターが示すデータから逆張りを狙うべきタイミングを掴むことができれば、国内バイナリーオプション業者での取引において勝率はより高くなるでしょう。
CCIとボリンジャーバンドを併用する手法は効果なし?
ボリンジャーバンドは今後の値動きを予測するものとしてMT4の定番インジケーターとなっていますが、CCIでも同じような情報を確認できるほか、ボリンジャーバンド2σ、3σタッチ後の逆張り手法はそこまで信用性が高くありません。
よってボリンジャーバンドとCCIを併用する手法はあまり効果が得られないといえます。
またボリンジャーバンドはシステムに大きな影響を与えており、負荷が増加してしまいます。
MT4自体は比較的軽めなシステムなのですが、ボリンジャーバンドによって負荷が大きくなってしまうとデータの反映が遅れる場合があります。
常に快適な状態でデータを確認したいなら、ボリンジャーバンドとCCIは同時に表示させないほうがいいでしょう。
CCIはバイナリーオプションの勝率をアップさせる要素になる
バイナリーオプションを攻略する上で、エントリー根拠を増やすために活用するのがCCIだと認識してください。
より確実性を高める、取引の方向性や逆張りのタイミングを狙うために利用するのがCCI。
特にRSIとの併用は非常に大きな効果を発揮するため、できればRSIと併用してチャートの推移を確認していただきたいです。
取引の情報が可視化されるだけでもバイナリーオプションの攻略に役立ちますし、勝率アップの可能性も高くなります。
確実性を求めるエントリー根拠の一つとして、CCIをバイナリーオプションの攻略に導入してみるのも一つですよ。