MT4で人気のインジケーター「ハイローバンド」。
バイナリーオプションの攻略にとても役立つので、勝率を上げたいと考えている人は利用するのも一つ。
ただしハイローバンドの仕組みについてしっかり理解しておかなければ、攻略法に取り入れたからといって勝率が上がるわけではありません。
逆に負ける確率が高くなってしまうような悪循環に陥ってしまうことも考えられます。
負けトレードを防ぐためにも、ハイローバンドについて正しく理解しておかなければいけません。
またバイナリーオプションの攻略法として取り入れる場合、どのように活用するかについてもしっかり考える必要があります。
そこで今回は、バイナリーオプションの攻略に役立てるためのハイローバンド活用方法について解説していきます。
ハイローバンドは3つの線で状況を確認する際に利用する
まずハイローバンドの基本的な仕組みについて説明します。
ハイローバンドはアメリカなど海外ではかなり好かれているインジケーターの一つ。
値動きやトレンドの確認に多く用いられています。
日本でも最近は取り入れられる傾向が強まっており、これからの相場分析に期待できるインジケーターだといえるでしょう。
ハイローバンドには3つの線が表示されます。
この3つの線によってどのような値動きをしているのか判断するのです。
また3つの線から真ん中の線を除き、他2つの線に触れるような状況であれば、トレンドが発生していると考え取引を開始する流れとなります。
ハイローバンドに表示される線の意味合いは次の通り。
中:値動きの平均
下:安値をつないだ線
真ん中の線は平均を示しているだけなのであまり取引の参考にはできませんが、他の線はトレンドを確認する際に利用する場合があります。
基本的にハイローバンドはローソク足と一緒に活用することが多いです。
ローソク足がハイローバンドの上か下に触れるような状態であれば、トレンドが発生していると考え、その方向に沿った取引をおこないます。
ハイローバンドに触れるような状態であれば、逆方向に動く可能性はかなり低いため、動いている方向のまま順張りで取引するのです。
ハイローバンドを使ってバイナリーオプションを攻略しよう
ハイローバンドを利用してバイナリーオプションの勝率をアップさせるには、ハイローバンドが持っている情報をしっかりと理解し、その上で取引に繋げる必要があります。
どのような形でトレンドを見極め、またどう取引を開始していくのかしっかりと考えましょう。
ここからはハイローバンドを利用したバイナリーオプションの攻略法について紹介していきます。
ハイローバンドの上下に触れる場合は速やかに順張り取引
まずは一番簡単な方法から紹介します。
ハイローバンドの上下にある線にローソク足が触れる、もしくはハイローバンドの線を突き抜けるような状態であれば、速やかに順張りで取引開始。
この状態だと逆方向に動く可能性は低いため、順張りで取引すると勝てる確率がアップします。
ハイローバンドを見ながらローソク足の動きを見極めるだけという簡単な方法なので、誰でもすぐに取り入れることができます。
特に大きな変動が起きているチャートで高い効果を発揮する攻略法。
順張り取引で失敗したくない人に向いていますね。
このときに用いるのは必ず5分未満の短期取引にしてください。
長期取引だと取引のタイミングを失ってしまう恐れがあります。
5分取引の残り2分、3分程度を使い確実に勝てるような状況で取引するといいでしょう。
ハイローバンドの線が真ん中の線を超えるタイミングで取引する攻略法
2つ目の方法は、ハイローバンドの真ん中にある線を超えるタイミングで取引するというものです。
この方法は順張り、逆張りのどちらでも取引可能ですがルールがあるため、このルールを間違えないよう気を付けてください。
基本的に真ん中の線を下から上にローソク足が抜けていくような場合、順張りで取引を開始します。
つまり買いの流れが続いていると考え、そのままレートが高くなるという判断で取引するのです。
この場合は揉み合いにならなければレートが下がる可能性はあまり高くないため、レートが上昇するという判断で順張りしても勝ちやすくなります。
一方で真ん中の線を上から下に抜けていくようなら売りの流れが発生していると考えます。
レートが下がり続ける可能性が高くなるため、そのまま売りの流れで取引開始。
上から下に向かって値動きが進んでいくと判断して流れのまま順張り取引を続けるのです。
以上のように、真ん中の線を上から下、もしくは下から上に抜けていくような状況であれば、そのまま順張りで流れに沿った取引をする形です。
しかしレートがハイローバンドを抜けきらない状況も当然あります。
そのような場合、以下の方法を採用して逆張りを狙ってください。
ハイローバンドが真ん中に触れる程度であれば逆張りで攻略
ハイローバンドにある真ん中の線を突き抜けるのではなく、上下から触れる程度の状態であれば逆張りで取引を開始します。
理由はこのままレートが上昇、もしくは下降するのではなく、逆方向に動く可能性が高いためです。
真ん中にある平均線を突き抜けるほどレートが変動しているのなら、それは順張りの流れだと考えて取引してもいいのですが、平均線に対して触れるだけという状態なら揉み合いになる可能性が高くなります。
平均線に対して触れるだけ(値動きに勢いがない)ときは、一度で抜けきらないと判断し逆張りで短期反発を狙うのです。
ここで注意したいのは、どちらの方向から触れているかという部分。
上から触れている場合は売り(LOW)、下から触れている場合は買い(HIGH)で取引します。
つまり現時点で動いているローソク足と逆方向に取引するのです。
同じ方向に向かって取引をしないよう注意してください。
また「触れる」と「抜けきる」の意味を間違えないためにも、慎重に平均線付近にあるローソク足の動きを見ておきましょう。
ローソク足が平均線に少しだけ触れるような状態なら逆方向に動くと判断して逆張り取引。
この方法も短期取引でしか通用しませんので気を付けてください。
階段状に線が動き始めたら順張りで取引する攻略法
この方法は上手くレートが進めば順張りで延々と勝ち続けられる攻略法です。
まずハイローバンドの線をじっくりと確認し、階段状に進むようなタイミングまで待ちます。
タイミングが確認できたらバイナリーオプションの取引を開始。
順張りで利益を得るのです。
階段状にハイローバンドが動いている状態はトレンドが発生しているということですよね?
そのためローソク足が動いている方向で取引を続けるだけで数回の勝利が狙えます。
この階段状に動くようなタイミングまでは取引しないで待ちに徹する、ハイローバンドの線を見続けるだけにしましょう。
そして階段状に動くタイミングで勝負を仕掛け、数回の取引でしっかりと利益を確定させるのです。
階段状に進むことで値動きが急に反転するリスクが低くなり、順張りで勝ちやすくなります。
ということは単純な確率論で取引できる他に利益にも繋げられるのです。
唯一の欠点を挙げるなら、トレンドとなる階段状の線が発生するかどうかは値動きを見続けなければいけないこと。
また相場の状況次第では、階段状の線が全く発生しないまま1日が終わってしまうケースも考えられます。
最悪の場合、トレンドが発生するまでに数日かかるため、効率的にはあまりオススメできません。
ですがハマれば強い攻略法でもあるため、時間に余裕のある人はぜひ取り入れてみてください。
ハイローバンドは上手に使えばバイナリーオプションを攻略できる
ハイローバンドは複数の線が表示されるインジケーターのため、慣れるまでに時間がかかってしまうこともあります。
ですが線の意味合いを把握し、その線の動き方によってトレンドが発生しているのか判別できるようになれば、ハイローバンドを利用した攻略法は立てやすくなります。
ローソク足がハイローバンドを突き抜けていくような形が発生すれば、大きなチャンスだと考えて思い切った勝負にも踏み切れますからね。
これといった攻略法を持っていない人は、ハイローバンドを使った攻略法を取り入れるのも一つ。
バイナリーオプションの取引において大きな期待を持てますよ。